工作
先日、東大阪市民会館に出入りしている道具方の末兼氏に舞台殴りの頭を頂いた。
これに柄とくさびを取り付けて舞台殴りを制作する。
早速日本橋に材料を調達しに行って来た。
これが材料。
柄は前日から水に付けて置く。
これは道具方の奥田氏に教えて貰った。
木が柔らかくなり加工しやすく成る。
しかも乾いたら木が締まって更に硬くなってくれるらしい。
柄は元々色んなサイズに使える用に大き目に作って有るので適切な寸法にアジャスト
する必要が有るのだ!!!
頭の寸法に合わせてサンダ―で少しづつ削り過ぎない様にノギスで測りながらの作業。
最終は叩いて入れ込むので実寸より僅か0.3㎜ほど厚めに削る。
木なので有る程度伸縮を見越して置かなければならない。
これで頭が抜けにくくなるのである。
柄の加工が終われば頭と合体。
その際にくさびを両脇に挟み込む用に入れ込んで行く。
頭をハンマーで真っ直ぐ叩いて行く。
きっちり入ればくさびを4本のビスで固定する。
仕上げに詰めくさびを2枚打ち込んで作業終了。
簡単そうに思えるが結構シビアな作業やねんでぇ〜〜〜
約1時間程の工作でした。
また一つ愛着の有る道具をGET する事が出来ました。
実は舞台殴りはこれで3本目の制作で過去にも修理や今回同様頭だけ貰ったりして
作って居たので段取りや手際に付いては知識は有った。
しかし、その2本は東大阪市民会館の舞台用に成ってしまった。
今回のは自分用として大事に使って行こうと思ってます。
本職は音響だけど会館仕事をしているとどうしても舞台や照明の仕事もしなければ成らない。
その為には必要な道具は自分で持ってなければ成らない。
インパクトドリルやジグソー、鋸、ドライバー、ニッパー、ラジオペンチなどなど。
色んな工具を持ち込んで作業してます。
手先が器用に成るはずやわなぁ〜〜〜